「第6回心町家塾左官コース」
――今月の内容――
・11/7 荒壁
[参加理事]内藤朋博、亀井敏樹
今回は荒壁付けと座学を行いました。材料の性質、配合のコツのほか、前回の竹小舞での細かな意識との関係を実践を通して学ぶことができました。
土の練り直し、配合の調整、竹小舞への塗り付けといった工程を午前と午後に分けて片面ずつ行いました。前回練り置きしておいた土に藁を加えてミキサーで練り、さらに長靴を履いて踏み混ぜ、ダマを潰していきます。練った土は鏝板に取り何度も練り具合や藁の量などを確認。荒壁において土の質を調整することの重要性はよく伝わっていると思います。
写真1「ミキサーで練る様子」
その後、練った土を竹小舞に塗り付けます。前回竹小舞を組む際にチリ際を狭くしておいたことで、塗り付け時にしっかり鏝圧をかけても土が逃げないということを実感し、竹小舞と荒壁の繋がりを通してより深く理解することができました。
写真2「荒壁付け」
続いて座学では、荒壁、中塗り、仕上げ土の材料の配合や漆喰について学びました。長く左官に携わってきた生徒でも、土についての知識と経験が不足していると感じており、こうして基礎から学べる機会を活かして成長したいと意気込んでいます。
[次回予定]
12/5 漆喰(倉庫)
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