「第12回心町家塾左官コース」
――今月の内容――
・5/15 木屋町にて中塗り
[参加理事]内藤朋博、亀井敏樹、梅村竜久
前回に引き続き、木屋町の現場での実習でした。ムラ直しを行った壁に中塗りをする工程を練習しました。
京町家の現場で中塗りを行いました。ここでの工程順序はこれまでの中塗り練習と同様、墨打ちとテープ養生をし、ともチリを回った後に中塗りを2回塗りつけました。
ただし、今回の場合は地直しが完全ではなく凹凸が残っているため、1回目の中塗りで塗り厚を調整し、より平らに整うように意識しました。また、それに伴い水引きが所々変わってしまうので2回目の塗り付けの際は、水引きの具合を確認しながら行いました。板を使っての中塗り練習とは違い、現場での状況に応じて考えを巡らせ、臨機応変に対応する経験ができました。
写真1「中塗りの様子」
2回目の中塗り用の土は生徒達に練ってもらいました。講師の亀井さんが配合した土と自分達の練っている途中の土を触って比較して、どの材料が足りていないかを議論しながら納得いくまで試行錯誤をしました。土の粘り気を抑えたい時はどうするのか、逆の時はどうするのか、実際にやってみて学ぶことができました。
写真2「土練りの様子」
[次回予定]
6/12 木屋町にて漆喰塗り
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