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心町家塾だより1月(大工一期)

――今月の内容―― ・1/23 二方差


[参加理事]内藤朋博




「第6回心町家塾大工コース」 二方差を理解し、断面図から墨付けまでできるようになることを目標に取り組みました。前回の単純な仕口から、今後はより複雑な構造を学んでいきます。



 新しく二方差の授業が始まりました。最初は二方差とはなんなのか、から始まり、町家の模型を見ながらどこで二方差が使われるのかや、二方差がないと木組みができないことを説明しました。実際二方差は大黒柱で使われる技術なのですが、二方差が使われる場所や重要性を理解したことで、今後の実習のモチベーションも上がったと思います。



 さらに二方差を実践レベルまで理解するために、断面図を見ながら構造の説明を行いました。断面図から完成形をイメージすることができるかが、実践の段階の肝だという風に感じました。

「二方差の断面図」



断面図を把握してからは、墨付けの作業に入りました。この流れを見ると、墨付けまで行うだけでも、二方差のおおまかな知識や断面図を理解する力、頭の中のイメージを墨付けに書き出す器用さが必要で、それら全てが合わさって、町家塾が伝えていきたい技術なのだなと感じます。次回からは墨付けに続き、刻みをやっていきます。


「墨付け後のイメージ確認」




[次回予定] 2/20 二方差



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