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心町家塾だより4月(大工コース)

――今月の内容―― ・4/24 四方差

[参加理事]内藤朋博



「第9回心町家塾大工コース」


四方差の墨付けの講習に入りました。これまで墨付けから刻みまで一人で行っていましたが、ペアを作って墨付けと刻みで木を交換して実施しました。

 今回は、小黒柱で使われる四方差という技術を学びました。まずは図面板を見ながら、梁と柱ではどちらを先に墨付けすべきかなど、全体的な墨付けの話をしました。 その後は四方差の墨付けをしたのですが、そこで今までとは違う新しいルールを追加しました。今までは墨付けから刻みまで一貫して1人で作業を行ってきましたが、今回はペアを作って、墨付けしたものを相方と交換して刻むように指示されました。生徒たちは、今までの墨付けに加えてどんな情報を書き込めば刻み手が理解しやすいかを考えながら、様々な工夫をして墨付けを行うことができていました。


「柱に方角を記入する様子」



講習終わりには、事務局員が刻んだ仕口を生徒たちに見せ、問題点や修正すべき所を説明してもらいました。過去の講習内容の要点を忘れずに、説明できる状態でいることが確認できました。こういった改めて基本の確認をする時間も真面目に取り組む姿を見て、非常に頼もしく感じました。

「仕口を修正する様子」

[次回予定] 5/29 四方差

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