――今月の内容―― ・2/20 二方差
[参加理事]内藤朋博
「第7回心町家塾大工コース」 前々回の仕口では柱と梁を一つずつ組み合わせるように刻みましたが、今回の二方差では一つの柱に対して梁が二つ組み合わさるように刻む必要があります。また、土壁との関係上、向きによって掘り方も違うため、一つの掘り方を知るだけでなく、図面を見て理解し、他の職人に伝わるような墨付けをつけ、墨付けを理解して刻む力が必要です。そのため、今回は図面から二方差を完成させることを目標に取り組みました。
「図面を見て墨付けを考える様子」
複雑さは増しましたが、何度も図面を確認しながら正しい墨付けをすることができたと思います。しかし、芯墨を先につけていないせいで墨付けがずれてしまって困っている生徒もいました。柱の中心となる墨付けの重要性に気付ける良い経験になったと思います。
「二方差の刻み」
休憩時間には、皆で作業場の隣の塗装屋さんの見学に行きました。色々なオブジェや新しい技術に触れ、世界が広がりました。
二方差の墨付けと刻みを行いました。作業の中で、芯墨の重要さに気づくことができました。途中、作業場の近くの塗装屋さんの見学にも行きました。
[次回予定]
3/13四方差
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