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心町家塾だより3月(大工コース)

――今月の内容―― ・3/13 四方差


[参加理事]内藤朋博



「第8回心町家塾大工コース」

二方差を終え、四方差の講習に入りました。構造が複雑なため、今回は断面図を理解することを徹底しました。



 今回は、四方差の入りということで、似た構造である二方差の座学の確認をし、その流れで四方差が大体どんな構造をしているのか、どこで使われるのかを説明しました。またさらに深めて、なぜ町家でこんな構造が使われているのかを解説することで、耐震の観点から見た町家の合理性を理解することができました。


「断面図を書く練習」

 その後は墨付けや刻みをするために、四方差の断面図を把握する時間を設けました。二方差でさえ断面図から完成形をイメージするのは困難でしたが、四方差ではさらに複雑な構造になります。今後の作業で何度も必要になるイメージなので、慎重に見て確認しました。大体確認した後は、白紙から断面図を書く練習をしました。自分で断面図を書くことで、記号の意図や必要な情報を漏れなく把握することができたと思います。


「見本と断面図を見比べる様子」




[次回予定] 4/24 四方差



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