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心町家塾だより8月(大工1期)

――今月の内容――


・8/1 墨付実践(柱・梁・貫穴)


[参加理事]内藤朋博、亀井敏樹、梅村竜久



「第2回心町家塾大工コース」


第2回では、駆け足で行った前回の内容を振り返り、新しく木材の扱いについての一般的な知識、注意点を教わりました。

その後、土台と梁の墨付け、製材、刻みを行いました。


前半では、町家づくりに欠かせない木材について説明を受けました。

いろいろな状態の木材がありますが、真っ直ぐになっている木材ばかりが建築に利用されるというわけではなく、湾曲しているような木材もその特徴を活かした位置に必要なのだということを学びました。


写真1「製材の様子」


後半では、土台と梁を製材の段階から作りました。


木材を加工する前に砂切という、地面に接した小口を切断する工程が必要だということやその理由を聞いて、資源を大切にする大工の姿勢を感じ取れました。

製材には加工機を使用したのですが、生徒達はあまり製材の経験がなかったので良い経験になったと思います。


製材の後は梁のほぞ穴や貫、えつりの墨付けと刻みを行いました。

どれも鑿(ノミ)を用いるのですが、講師の見本と比べると、打ち外さないようにかなり慎重になっていてどこか自信なさげでした。

これから鑿を使う場面は何度もあるので、慣れて自信をつけていってもらえればと思っております。


写真2「墨付・刻みの様子」



[次回予定]

10/17 座学(左官合同) 仕口・継手 蟻鎌・腰掛



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