――今月の内容――
・9/6 台風のため延期
・9/27 登り丸太
「第16回心町家建築塾」
今回からは今までの工程の中でも難しい、丸太を使った梁の作業に入っていきます。作業の難易度は高いですが、普段の仕事では扱うことのできない大きな丸太を実際に加工し、仕上げられるので、生徒たちのやる気も満ち溢れていました。
9月初めの授業は、台風の影響を考慮し、あいにく延期となってしまいましたが、その分第16回は午後まで授業を行ってじっくりと墨付けの作業に取り組みました。最初は恒例となりつつある座学から始まり、梁に関する用語や各部の名称について学び、講師の方々に実際の作業での注意点を説明していただきました。特に気温や湿度など様々な条件で形が変わる丸太の性質を見極めて、適切に墨付けをする「梁算段」を重点的に解説されました。
[梁算段の説明]
座学後は講師の方々のサポートのもと、二人組のペアで実際に丸太を使って墨付けの作業に取りかかりました。湾曲した丸太に墨付けをするのは難しく、それぞれの丸太に癖があるため今までのようにセオリー通りに進まないところもありました。また同じ家に用いる二本の梁を想定した練習のため、お互いの位置関係や寸法の差などを気にしながらの作業だったのでかなり難航していましたが、最後の方には少しずつ墨付けが出来上がっていました。来月も丸太作業は継続して行うので着実に取り組んでもらいたいです。
[丸立の湾曲を見極める生徒たち]
[二人ペアでの作業]
[次回予定]
丸太の続き
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