「第2、3回町家建築塾」 第二回目からは、今後の作業で利用する作業台を作成するため、材料に墨付けを付け出しました。 第三回では引き続き作業台の組立、その中でも枘造作と枘穴を中心に作業が進んでいきました。
[町家塾レポート]
枘穴、枘加工の作業では前回につけた墨付から、鑿や鋸などの手道具を使い、木材を墨通りに加工していました。大きな角材を加工することに生徒たちも苦戦していましたが、お互いに技術を共有しあい、講師の方々からアドバイスをもらうことで着実に作業のスピードと正確さが向上していました。
墨付の作業は講師の方々による基礎を踏まえた丁寧な指導によって、生徒たちもテンポよく進めることが出来て、きれいな墨付を心掛けて墨付けが出来ていました。
具体的には、貫通させる枘穴であることを示すための墨付けの作法など、全国の大工共通の記法の知識、墨をつけるための差し金の持ち方や墨付に用いる様々な墨の使い分け、また実際にやってみないと分からない作業のコツなど、細かい基礎を教えていただきました。作業後は生徒の墨付の講評によって良い点と悪い点が整理され、さらなる技術の向上に繋がったと思います。休憩中はコーヒーを飲みながらの談笑で和気あいあいとした雰囲気でした。その中でも技術や知識の共有もあり良い交流の場となっていました。
[次回予定]墨付、仕口
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