[町家塾レポート]
多大なご支援のもと、とうとう11/17に町家建築塾が開講しました。集まったのは、京都の工務店で働く6名の大工。内藤塾長をはじめ松井塾頭、町家技術を極めた斎藤さんによって彼らに京町家の建築技術を伝えていきます。
「第一回町家建築塾開講」
第一回は全員輪になっての自己紹介、日程確認を行いました。内藤塾長による進行で、明るい雰囲気でした。それぞれが様々な理由を持って参加していること、町家建築技術に関する理解度などを確認することができました。また、配られた資料をもとに、今後学んでいく技術や名称、墨付けの表記の確認などをしました。学習目標がはっきりし、全員のモチベーションが上がったと思います。資料中にある職人の心得十ヶ条では、町家建築で守らなければならないルールを確認。中でも、口引の使用は三回以内とするという内容に関して、驚く生徒もいました。
自己紹介の様子
最後は斎藤さんが実際に発注され、造った祠を見ながら説明を聞きました。生で観察すると、とても複雑で繊細な造りになっていることがわかり、技術の難しさを目の当たりにしました。また、発注、製作、出荷工程のリアルな話を聞き、より身近に町家建築技術を感じられるようになりました。
斎藤さんの造った祠
これから一年間、町家建築塾生徒6名を講師3名、事務2名で支えていきます。初の試みなので不手際もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
[次回予定] 12/8 作業台の墨付けと柄造作
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